Jul 14/2003 その4 GE (ランチレス?)ランチタイムセミナー
れでは2日目の GE 社主催のランチタイムシンポジウムについて説明します。

このシンポジウムではちょっとしたハプニングがありました。というのも、ランチタイムシンポジウムにもかかわらず、肝心のランチが届かなかったのです。空腹のランチタイムシンポジウムになってしまいました(^^;) このため、発表が始まっても長い間、会場の入り口付近に多くの人が立ったままであり(もしランチがきたらすぐにもらおうと言うことです)、ちょっと落ち着かない雰囲気でした。

結局シンポジウムが終わるまでには届かなかったので、徒労に終わった人も多かったようです。自分は早々にあきらめてしまい座って聞いていたので、不幸中の幸いでした(^o^)

ちょうどシンポジウムが終わった後にランチが届いたので、一緒にいた土屋先生(杏林大)と吉岡先生(Brigham & Woman's hosp.=また留学されたそうです。いいなぁ)と仲良く、閑散とした会場でMRI談義に花を咲かせながらお昼を食べました。

なお、音声認識により英語およびカタカナの表記において不自然なところがありますが生産性をあげるためご容赦ください。

GE のシンポジウムでは、あっと驚く32チャンネルの受信システムを持つスキャナの紹介です。全体的な印象としては、やっと出来上がったばかりの実験装置の preliminary な結果を大々的に取扱ったという感じでしたが、話としてはまったく新しいものなので聞いている方としておもしろかったです。
32チャンネルのシステムを動かすには、このように受信系及びコイルの素子数を増やす必要があります。
このスライドにはちょっと笑ってしまったのですが、要するにいままで長いあいだ4チャンネルだったものが2002年に8チャンネルになり、2003年には実験機において32チャンネルという飛躍的な進歩を遂げているというものです。

臨床機と実験機を一緒にした手前味噌的なグラフなので、そのまま信じるわけにはいきませんが、ここにこのように載せるということからは、かなり真剣に今後リリースを考えるという態度の表れなのだと思います。

このグラフは、通常の 1D SENSE であれば SENSE ファクターを上げると急速に S/N が低下するが、 2D SENSE(3次元撮影において 2軸に SENSE をいれること)を行えば、かなり高い SENSE ファクターを使用できるということを示しています。すなわち、チャンネル数を増やすことはあながち無駄ではないというわけです。
おまけに、高磁場化によってかなり高い SENSE FACTOR を使用できるようになるだろうということです。この点においてもチャンネル数を増やすことが有効であるということになります。
コイルの素子数があがると(コイルからの距離が近いところにおいては)広い範囲で高い S/N を得ることができます(上)。

また、3次元撮影( 2D SENSE )において、高い SENSE factor を用いることができます(下)。

様々な SENSE factor で時間を短くして撮影したときの様子です。ここではもともと30秒のスキャンを、10倍速ぐらいで撮影しても(注:だいたい右上の画像)あまり画質が劣化しないのだと言っていました。
次に臨床的な結果の一部について示されました。きわめて限定的なものでしたが、興味のある画像が得られていました。
マルチスライスCT があるんだから、多チャンネルの MRI があるのは当然のことだというスライドです。
32チャンネルを使った MRA では、 Z 軸方向に4倍速、 X 軸方向に3倍速を設定し、12倍速で撮影するようです。
これにより、 isotropic な造影 MRA が得られていました。これは初めて見ましたが、チャンピオンデータがとしても、なかなかすばらしい画像でした。
現在冠状動脈は8チャンネルのシステムで撮影しているわけですが、これを 32チャンネルでやれればいい結果がでるだろうと...
ご覧のような撮影方法を考えているようです。
その他、4チャンネルのシステムと 32チャンネルのシステムのリアルタイム MRI における比較がなされていました。

32素子のコイルは上下のカバー範囲が広いので、視野を大きく取れるということです。

さらに、 SSFSE によるリアルタイム MR IMAGING がデモされていました。

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