Jan 1/2003 謹賀新年 〜PowerPoint疑問氷解 WinXP版を音声認識で執筆中〜
年あけましておめでとうございます。

昨年はホームページを訪れていただきありがとうございました。お陰様で年間のアクセス数は12万を超えまして、平均すれば1月に1万アクセスということになりました。

このアクセス数というのは、作る側にとっては大変励みになるものでございます。今後とも面白い記事を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて本年最初の記事は、「PowerPoint疑問氷解」のWindows XP + Office XP版のことです。予定よりはだいぶ遅れてしまったのですが、現在最終章の部分を残すだけとなっております。まだ発刊日は決まりませんが、おそらく2月中には印刷できるのではないかと思います。


最終章は、何かとトラブルの多い「パソコンと液晶プロジェクターの接続」などについて触れております。

左のような原稿なのですが、新しい試みとして、この原稿を連続音声認識(CSR*)で書いています。

*CSR: Continuous Speech Recognition

これが執筆中の様子です。(撮影のため、いつもよりもちょっと整頓して写しています(^O^))

向こう側のスクリーンが黒いノートPC(左の大きな液晶モニタに画面を写している)が、実際の動作を確認して画面をキャプチャするWin PC、

右側のパソコンが、キャプチャした画像を編集するPowerBook (普通はこのパソコンを使っています)、

そして原稿は、手前のPCを使って連続音声認識で書いています。この音声認識は、以前から紹介しているアドバンストメディア社「AmiVoice (Medical)」です。

AmiVoiceを放射線科読影に使用している方も既にだいぶいらっしゃると思いますが、そのときの辞書は、「AmiDictationRadiol」というやつですね。

この辞書では原稿の執筆はできません。なぜならば放射線科のレポートに特化させて認識率を向上させているからです。この手法によってAmiVoiceはきわめて高い認識率(97%)を誇るわけですが、逆に普通の文章では誤変換だらけになってしまいます。

そこで今回、開発者向けに作っていただいた辞書を使用しました。この辞書は「〜MailTT」という名前です。

私が昔から書きためたメールや依頼原稿など(集められたものは5MBぐらいでした)をアドバンストメディア社に提供し、文章中に連続して出現する言葉の組合せを解析し、これから作成した辞書です。私が書いた文章の文体そのものが辞書になっているわけですので、いわば「個人個人に応じたオーダーメイド辞書」ということになります。

辞書はご覧のように、「エンジンパラメータの設定」の「使用する辞書」で、必要なものを選択できます。

放射線科でレポートを作成するときには、「〜Radiol」、自分の私的文章を書くときには「〜MailTT」を選択するわけです。

そのほか、AmiVoiceでは実用化されつつあるものに電子カルテ版「〜Karte」やコマンドルールタイプ用「〜Rule」などもあります。

の辞書を用いて書いてみると、思いの外スムースに入力できることがわかります。辞書作成にデータに用いたテキストが5MBと小さいので初出単語がまだ多く、辞書登録がその度に必要にはなります。しかし多くは音声認識で入力できますのでキーボードを叩く必要がなく、肩こりから開放されます。従って大量の文章を書くときの入力支援としては大変有用だと思います。

個人用の辞書を作成するサービスはまだアドバンストメディア社では行っていませんが、将来はこのようなことが実用化されると思います。そのために、皆さんも自分の書いた文章をきちんとデジタルデータとして一箇所に保存しておくと良いと思います。(一口に5MBといっても、文字としてはかなり大きなデータです。5MB=500万byteですが、全角文字(2byte)では250万文字(原稿用紙6250枚)に相当します。このためすぐに集めるのはなかなか困難です)

最後にニュースですが、AmiVoice(放射線科用)はいままでDICOM Viewer とセットで購入する必要がありました。このため既存のDICOM Viewerに入れることは出来ませんでしたが、これをワンビシアーカイブス社(医療情報部:03-6400-5915)が代行するようになったそうです。価格はまだかなり高いようですが、将来の個人用AmiVoiceを売ってもらえるようになるための通過点として重要だと思います。はやく安い値段で、個人個人で使えるようになるといいですね。

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