Aug 4/2001 ヘリウム充填
ょうは,外勤先の病院でヘリウムガスの充填がありました.超伝導MRIは,超伝導状態を保つために,コイルの周囲は極低温にする必要があり,このため液体ヘリウムを使用します.
 液体ヘリウムはちょっとずつ蒸発して失われてしまうため,定期的にヘリウムを充填する必要があるのです.

 この病院は,子供を持つ職員のために,敷地内に併設された保育園があります.このため,技師さんはあらかじめ風船を用意しておいて,あまったヘリウムをすこしだけもらってヘリウム風船を作り,子供たちにわけてあげています.

 今日は僕も参加してヘリウム風船を作りました.
これがつくっているところです.技師さん(業界では有名な松本さん)はすごくなれているので,お祭りのおじさんみたいにあっという間に風船を作っていきます. 僕もでっかいのをひとつ,つくらせてもらいました.
 当然ですけれども,ヘリウムを再充填するときにも高磁場は発生しています.ですから写真のように,ヘリウムボンベは常に撮影室の外(5gauss lineの外)に置いて,そこからホースを出して充填します.

 ちなみに,液体ヘリウムは1リッターあたり,(場所によっても相当違うそうですが)1500 円ぐらいします.全部で2000リッターぐらい入りますから,すべて充填すると300万円もかかるわけです.再充填するときには,大体500リッターぐらい毎にやります.液化装置のついたものでは,1年に1回かそれ以下の頻度で充填しますが,従来型の場合には,2ヶ月に1回ほど入れる必要があります.

 ところでヘリウムはガスになると,体積が700倍になります.だから1リッター(ガス)あたり20円,じゃなくて2円くらいですか.まあ,風船に入れるぐらいなら,たいしたことではありませんね.(お祭りの風船は原価率低いですね〜)

 最後に増し締めをして漏れがないかどうか,確認してもらっているところです.
 このデジカメは38万画素なので,細かいところが見えませんが,上部のパイプのあたりは冷えているので,霜がついています(白くなっていますね)
ちなみにGEのマグネットは,このように側面にステップが出せるようになっていて,そこに乗って作業を行っていました.
なお,本日の記事の作成は,GE横河メディカル関東中央エリアサービスの新井信幸さんにお世話になりました.ありがとうございました.

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