| ■呼気中アルコール濃度と血中アルコール濃度との関係
呼気中アルコール濃度(mg/L) = 5 x 血中アルコール濃度(%)
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呼気中に含まれるアルコールの濃度は,血中アルコール濃度と比例関係にある.
このため,呼気のアルコール測定をすることで,取り締まりに用いられる.
酒気帯び運転の基準は,呼気中アルコール濃度が0.15mg/Lに改正された.これは血中アルコール濃度0.03%に相当する.
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| ■アルコール濃度と事故率の関係
0.25mg/L (0.05%):2倍
0.50mg/L (0.10%):7倍
0.75mg/L (0.15%):25倍
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以前の酒気帯び運転の基準(呼気中アルコール濃度0.25mg/L)では,事故率は2倍になる.こういった事実が取り締まり対象となる根拠になっていると思われる.
今回はそれ以下の0.15mg/Lに基準が改められたということになる.
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| ■お酒のアルコール濃度
ビール:5%
ワイン:12%
清酒:16.5%
ウイスキー(ダブル):40%
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ビールの濃度を1とすると,概ねワイン2倍,清酒3倍という関係になる. |
| ■単位時間当たりのアルコール分解速度
体重10Kgあたりアルコール1g/ 時間
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たとえば70Kgの人なら,アルコール分解速度は1時間当たり7gということになる.
ビール大瓶1本(633mL)なら,633 x 0.05 =31gのアルコール摂取になるので,完全消失までには31÷7 = 4.5時間を要することになる.
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この記事に掲載されているグラフを改変して引用.このグラフは日本酒を最初の10分程度で飲み,その後の呼気中アルコール濃度の経時変化を調べたもの.
これによると、新しい酒気帯びのクライテリア* (0.15mg/L)以下(図に青色をつけた部分)になるのは、日本酒換算で、
100mL 基準値を超えない。
200mL 約2時間後に基準値以下に低下。
300mL 約4時間後に基準値以下に低下。
400mL 約5.5時間後に基準値以下に低下。
日本酒(16.5%)100mL = ビール(5%)330mLなので、2時間の会合だとすると、ビール660mL(大瓶ぐらい)を最初に飲むと、一応帰るときには大丈夫(酔ってはいるが、酒気帯び運転とはならない)ということになる。
なお,完全に消失するためには前項のような時間が必要になることになる.
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| ということで,みなさんいかがお感じになりましたでしょうか.ごらんの通り,2時間の会合後に運転するのならば,最初の乾杯だけ(生中1杯程度)にしておかないとならない,ということですね.また,2杯以上飲んだら事実上運転して帰るのは不可能だということです(4〜5時間も経たないと基準以下になりません).とくに注意が必要なのは,飲酒量が増えると,アルコール濃度のピークは後ろにずれることで,2時間ぐらいの休憩はきわめて危険であるということです.でもこのグラフを知っておけば,「多分大丈夫」と過信して運転することはなさそうです.
なお,ここでは「基準以下」になる時間も書きましたが,基準以下でも運転は違反になりますね.飲酒運転を奨励する目的ではございませんので誤解のないようにお願いいたします.
なお,引用した記事はぜひご覧になるとよろしいと思います.飲酒後の事故はお酒に強い人のほうが多いそうです.その理由などもこの記事に書いてありました.
* クライテリア(Criteria):診断基準.
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