NIKON COOLPIX用スライドコピー・アダプタ

ファイリング・キャビネットを開けると,昔のスライドがぎっしり..

画像のデジタル化が急速に進むこの頃,捨てるにすれてない古いスライドの処理に困っている方が多いと思います.

しかしスライドを,従来のスライドスキャナで取り込もうとすると1枚処理するのに1分以上かかりますので,大量のスライドのデジタル化は到底できません.

そこへデジカメでスライドを撮影するアダプタが販売されました.

デジカメの画素数は初期に比べると飛躍的に増加して,最近では300万画素以上のものまで発売されています.

300万画素の機種は,pixel数に直すと,2048 x 1536 pixelという値になります.これは実は,従来のスライドスキャナのpixel数と同じなのです.つまり300万画素機の出現により,はじめてデジカメがスライドスキャナの代わりを果たせるようになったわけです.

デジカメなら比較にならないくらい早く「撮影」できますから,大量のデータのデジタル化にはもってこいですね.NIKONでは,990/995シリーズ用のスライドコピー・アダプタを発売していますので,これを購入し,使い勝手を確かめてみました.

300万画素
の意味するところ

これが全体のセットです.

・カメラに装着するアダプタの部分
・スライドホルダー
・ネガフィルム用ホルダー

の3点の部品からなっています.

品番はES-E28といい,
実売価格で6000円です.

アダプタにはこのように,スリガラスがついており,透過したした光が均等にあたるように作られています. スライドホルダーをマウントしたところです.
このような形でカメラに装着します.

このアダプタを使用して,このようなスライドを撮影してみました.

撮影した結果が下の画像です.

2048x 1536 pixelという画像はブロードバンドの人以外はちょっと見にくいので,圧縮してあります.

スライド中央のスケール部分だけ,実寸のデータで貼り付けました.解像度はかなり良好であることがわかりますね.

ズーム機能もありますから,実際にはこれ以上細かい情報を得ることもできます.(スライド自体がそんなに情報をもってはいませんが...)

気になる処理時間ですが,

12枚のスライドを出し入れしながら撮影をしてみると,約2分間で撮影終了しました.大体1枚あたり10秒,1分あたり6枚ということになります.

この速度なら,大量の...とまでは行かないかも知れませんが,相当数のデータを処理することが出来そうです.


なお,最後に注意点です.

デジカメとスライドスキャナーの解像度が同じとはいっても,色の再現性はかなり違います.スライドスキャナーは極力これを保つように設計されていますが,デジカメで使用しているCCDは小さいので,色の再現性には相当劣ります.

ですから風景画などはうまくいかないかも知れません.
しかし白黒を中心とするデータであれば,解像度だけが問題になりますので,かなりの役割を果たすと言えるでしょう.


\HOME\自己紹介\MRIの本\学会報告\学会TIPS\発明\便利グッズ\
\最近の活動\Taro's\LINKS\