Jan 9/2002 iPhoto
Mac OS X 用のソフトウエアで「iPhoto」というものが発表され,無償でダウンロードできるようになりました.

さっそく試用してみましたので,報告レポートを書きます.


このソフトを使うと,デジカメで撮影した写真を簡単にアルバムにしたり,スライドショーにしたりできます.

ここでは,簡単な概念を以下に述べた後に,QuickTime movieの作成の実際について触れたいと思います.

■iPhotoを使うためには,Mac OS X ver.10.1.2が必要です.10.1ではなくて,最新の10.1.2をダウンロードしておく必要があります.

■iPhotoで出来ることの概要は次のとおりです.

画像の取り込み:デジカメをUSBケーブルでつなぐと自動的に取り込まれる.

 取り込まれる様子がサムネイルで表示されるので,面白い.
 USB ケーブルでの取り込みはいままでしたことがありませんでしたが,
 500万画素のbasic保存データ(1枚500KBくらい)を1分で30枚くらい取り込めます.思ったより高速.
 なおHD上のファイルから
Drag & Dropで取り込むこともできます.

画像の編集:画像の回転,赤目補正,トリミングなどが行えます.

 いずれもMac OS Xならではの,とても美しい処理過程を経て行えるので,やっていて楽しいです.

スライドショー

 単にスライドをめくるだけではなく,トランジション(移行効果)がついています.
 前の画像がフェードアウトすると共に,後の画像がフェードインするので,美しいです.
 また,
BGMが選べるのは面白いと思いました.音楽が鳴っているだけで,こんなに素敵な感じがするのは不思議.

ブック:あたかもアルバムのような体裁のページを作る機能です.

 これは見ないとちょっと印象が沸かないかも.ホームページでQT movieをdownloadして見てください.

ファイルの書き出しファイルサイズの変更書き出し,Web形式での書き出し,QT movieへの書き出し

 これが仕事上最も重要な機能だと思いました.静止画をQT movieに変換する方法は,
PowerPoint疑問氷解」でもかきましたが,イメージシーケンスをいちいちファイル選択して作成
 しなくてはならないので大変でした.しかしこれなら画像をみながら自由に作成ができます.


これが取り込んだ画像を閲覧しているところです.右下のスライダを左右に動かすと,サムネイルの大きさが連続可変するので,作業内容に応じた大きさで使用することができます.

QT movieの作り方

これは,デジカメではなく,以前からハードディスクに保存していた腸管のシネ画像(静止画)を取り込んだところです.

(この操作は,枠外の適当なファイルを選択し,この画面の上にDrag & Dropすることでできます.またごく普通に「取り込み」→ファイル選択でもできます.)

QT movieにしたいファイルを選択します.

(ここでは全てを選択しました)


ファイルメニューから「書き出し」を選択します.

もちろんショートカット(command + E)でもよいです.

そうすると上の方にタブが3つあらわれますから(キャプチャするのを忘れました),「QT movie」を選択すると,左のような画面になります.

ここで,最大の幅最大の高さを選択します.
CTだったら普通は512x512か,それ以下(任意)を選択すれば良いわけです.

このダイアログでは,フレーム速度は,いままでの「秒間の枚数」ではなく,「1枚当たりの表示時間」を入力するようです.

0.1秒なら,10Fr/sということですね.

記入後,書き出しをクリックします.

すると,保存先を聞いてきます.

OS Xでは,いままでとファイル構造が異なっていて,「Movies」というフォルダがディフォルトで指定されています.

これは,Windows XPなどでも「マイムービー」などのフォルダがありますが,あれと同じですね.

ここでは,「small_bowel.mov」というファイルで保存しました.

■作成されたQT movie

300pixel のmovieはファイルサイズが大きいので,ここでは150pixelのものを載せます.

ファイルサイズは155KBですので,56Kモデムの方はちょっと表示に時間がかかりますが,ご覧下さい.

この画像は,昭和大学藤が丘病院で,大渕真男先生に許可を頂いて撮影したワタクシの画像です.水を飲んだ後,SSFSE法で1分おきに撮影した31枚のデータを5 Fr/s(1枚当たりの表示0.2秒)で再生しています.胃から小腸へ水が移動していく様子がお分かりになると思います.

iPhotoは戦略的に非常に重要なソフトウエアだと思いました.といいますのも,いままで,どうしてもOS Xでなくてはならないことはなかったのですが,このソフトの出現により初めてOS Xを使う必然性がでたからです.

iPhotoはClassic環境では動作しませんので,これから急送にOS Xに移行していくものと思われます.


画像処理の観点でみますと,とくに静止画からQT movieを簡単に作成できることから,これから大量にmovieを作成し,静止画も基本的にはpagingして(あるいはいつでもpaging できるような環境で)プレゼンすることが普通になるのではないかと思いました.

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