Siemens MR - Prism(新機種), RESOLVE, Zoomit, MR-Elastography etc

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↑Siemensの今年のブースは、Answers, visualizedというスローガンを掲げていました。

MRブースではたくさんのニュースがありました。

↓まず、ポートフォリオに加えられる新機種として、Magnetom Prismという名称の3T装置が発表になりました。このPrismは、全身用3T装置としてSiemensから早い段階でリリースされたTrioからのupgradeを可能にするものです(もちろん新品としても購入可能)。

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↓Trioからのアップグレードが可能なわけですから、60cmボア(つまりSiemensnの言うところのOpen Boreではない)で、かつ2m近くの長い筐体です。従来は40mT/mの傾斜磁場強度でしたが、今回は80mT/mとなっており、EPIなどに役立ちます。EPIスキャンを長く行うとgradient switchingによる電流負荷のため発熱しますので、Ultra-high performance coolingなども装備したとのこと。

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↓これが実機の外形です。今のトレンドからすると、質実剛健、といったところでしょうか。

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↓次はアプリケーション。RESOLVE (Sebmented EPIによる高画質DWI)はすでに紹介していますが、これがプロダクトとして来年にはリリースされるようです。

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↓今回は戸崎先生からの乳房のDWIも表示されていました。美しいですね。いつも思うんだけど、みんな乳腺のDWIって、あんなに重要なのにどうして2分で満足するのかなぁ。2003年にDWIBSで5分余りで撮影した画像、RESOLVE には負けるけれど、通常発表されているものより遥かによく見えます。 DCISの診断能って、RESOLVEも含め、4分ぐらいのDWIで、もう一度研究し直していいんじゃないかな~って思っていますよ。

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↓これはb=0の画像。歪まないので、T2WIの代わりも一部できそう・・ということでしょうか。

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↓次はカイピリーニャ。CAIPIRINHAはカクテルの名前ですが、「Controlled Aliasing In Parallel Imaging Results IN Higher Acceleration」という技術なんですね。覚えるのタイヘン。

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↓Parallel imaging (iPAT^2 = iPAT squareと読む)で、面内の位相サンプリング方向とスライスの移送サンプリング方向の2方向にreductionを入れるときにアーチファクトが発生しやすいが、うまくサンプルすることでこれを防ぐ技術、ということですね。下の説明図は、CAIPIRINHAでは、パラレルイメージングのノイズを表すg-factorが小さいことを示しています。

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↓3Dの肝臓のスキャン(この場合はDIXON法)にも使えます。GRAPPA factor 4なので高速に高分解能にスキャンできることを示しています。

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↓適用を示しています。MR D13というバージョンでリリースのようです。

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↓次はWARPです。これは金属アーチファクトを防ぐ技術。

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↓広いバンド幅で撮影→サンプリング時間減少→位相エラー低減→アーチファクト低減、は分かるとして、View Anble Tilting (VAT)と呼ばれるもののことがわかりませんでした。誰か教えて下さいね。

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↓これがWARP施行例。金属アーチファクトが効果的に小さくなっています。

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↓そしてこれが真打、というか、ぜひ実現したい次世代の機能であるZOOMit。いよいよ来年リリースのようです。Regional Excitation(局所励起)ができるようになるわけです。

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↓局所励起ができると、位相エンコード数も少なくて済み、歪みもなくなるので脊髄のDTIも正確になる、ということを示しています。16

↓撮影範囲を絞れる、ということは、こんなふうにTSEだったら撮影時間も短くなる、というわけですね。たしかに、めまいの時に撮影するこのスキャンは、この領域だけの励起でいいかもしれません。

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↓これが搭載可能なのは、Skyraと、今回発表されたPrismaの2つの機種です。

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↓現時点で、ヨーロッパ2箇所、アメリカ(これはNYU)1箇所でシェイクダウンテスト中。日本がない・・。

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↓おまけはMR-Elastography

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↓GE と同じ、Mayoのdriverを使うようです。

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↓提示されている画像もほぼ同じようなものでした。クロスライセンスかな。

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以上でシーメンスブースMRIの報告を終わります。

2012-11-26 00:20CST