Philips MR

RadFanでも既報ですけれど、昨年出したIngeniaには、full digital architectureと
なっていて、コイルの中にAD変換器(AD Converter; ADC)がビルトインされているのですよね。

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今回はそのチップが展示されていました。
上の写真の左側はInteraのときの、1chのボードです。
上の写真の中央はAchievaのときの、4ch分のボードです。だいぶ小さくなりましたね。

↓そして今は、4ch分がこんなに小さくなっているので、コイルにビルトインできる
ということでした。指と比べると小ささが分かります。
(注:最初の原稿では間違いで1chと書いてありました)


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↓去年も一部出しましたが、左が従来のアナログタイプ。ピンが16chぶんあります。
右側は今回の光ケーブルで、下側にある小さな孔がoptical fiberの孔です。(上の4つは電源)

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↓今年はIngenia自体は変わらないので、そのほかにすこし紹介、ということで見せてみただいたのが
この子供用のガイドです。この透明なプラスチックの支えによって、患児が重さを感じなくて済む
わけです。コイル自体はかなり軽量なので、成人には不要ですが、小さな子ならあったほうがよいかも。

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↓あとは、データとしては、左側のルーベン大学(Leuwen Univ./Belgium)や、右の東海大学の画像が、手前味噌ですが
すごく良く撮れています。左はAxialで、右はCoronalで撮影したものです。右は、3ミリ厚なので、sagittal reformat
をしてもきれいです。Ingeniaの出現により、いままでは、1.5T > 3TだったDWIの画質が、正真正銘 3T>1.5Tになり、
かつ短時間で撮れるようになりました。右側は1ステーションわずか2分15秒程度で撮影可能で、これは2ステーション
なので4分半で撮影されたデータです。いままさに、WB-DWIはルーチンの30分枠に収まるようになることになりました。

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↓あとは、来年のJRCでも出すので、ぜひIntelliSpace Portalを見て行ってくださいね、ということで見せてもらいました。
これは、画像を統合的に関連付ける機能の総称のようです。

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↓このアプリでは、基本機能として、位置合わせなどが組まれています。そのほかFusionなどが普通にできるようになっています。

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↓「アルファブレンド」を操作して(上の写真のように) 透過性を変化させます。

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↓それで、期待していたTumor Tracking Packageもできたとのこと。

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↓まずWhole Bodyを選ぶと、2つ(以上の)検査の位置合わせをしますが、このときDWIのようにずれやすいものはManual
Registration機能を使って、同じ位置をユーザーが指定することができます。

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↓ちょっと小さくて見難いですが、左と右(follow up)で腫瘍断面が一致して表示されます。

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↓そうすると半自動的に腫瘍のROIが測られ、

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↓経過観察でどのようにADCが変化したかをヒストグラムで示します。
Padhani先生の最近のRadiologyの論文(シーメンス装置)など参考になると思います。

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↓複数の病変に対してもレポート可能で、こんな風にL1とかL2などの病変番号で別々に測定ができます。

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↓あとは軟骨のT2マップなどですが、簡単に3層に分けて評価できます。

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↓骨表面をなぞれば、こんな風に長い距離にわたって深層と浅層のT2値のグラフを示します。

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↓そのほかマルチモダリティ(これはMRIとCT)対応、ということでした。

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以上でPhilips MRの説明を終わります。