GE MRI

それでは今年もGEのMRIをご紹介しますね。今年も内海さんに説明をしていただきましたよ。

↓今年は新製品の発表はないのですが、13C(カーボンサーティーン)の話しの続きが展示
されていました。13Cは、ピルビン酸として投与すると(グラフ赤)、ただちに乳酸などに
変わります(分かりにくいと思いますが、ピークが2つめに大きいグラフです)。

ピルビン酸のピークが 15秒後、乳酸のピークは30秒後ぐらいに来ますね。

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最近はだいぶ研究が進んでいるようで、Neoplasia誌に総括的な報告があるようです。

↓ポラライザー(13C化合物を作成する装置)には改良がなされ、ヘリウム充填が少なくて
よいものになったんだそうです。

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↓PETと異なり、(前立腺では)直ちに代謝がなされるので、撮影は高速で終わります。
このように、乳酸のピークには正常・腫瘍で大きな相違が認められ、診断に用いることができます。

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↓ポラライザーの大きさはこんな感じです。MRIと同じスケールとのこと。かなり大きいものですね。

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↓ 次は通常のMR装置。MR450Wの展示です。去年と同じなのですが、紹介していないことがある
のでそれを説明しますね。これは、PA(Posterior Array)と呼ばれている40素子の埋込型受信コイル。
中央部分は背骨の高分解能撮影にあわせて小さいエレメントでできています。

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↓内海さんによると、背中用のパッドはとても良くできていて、中央部分と側方で硬さが違うなど
(写真で凹む程度が違いますね)、患者さんの快適性が増しているとのことです。

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↓これは既報ですが、ヘッドコイルはチルトします。3度きざみで9度まで3段階に調節可能。

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↓ディスプレイは、こんなふうに術者の位置に合わせて角度を変えることができます。

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↓そのディスプレイにはいろいろなものが表示できるのですが、これは乳房のバイオプシー用。
Sure Lockシステムというそうです。

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↓そのほか生体モニターも表示可能なので、これを患者さんに見ていただいて、呼吸の練習などに
使えるらしい(なるほどね)。

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↓これは16素子のフレキシブルコイル。いままでの8素子の膝用コイルと
比較してS/Nで劣らないので、こちらを使うほうが良いとのこと。

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↓こんな風に丸めたり、あるいはFlexibleなので、肩用にも使えるそうです。

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↓これは2006年のRSNAレポートで、ONI社の製品として紹介したことがありましたが、GEはONI
を買収したのでいまこの装置も売っています。1.5テスラの超電導四肢専用MRIです

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↓こんな風に、腕や足を無理のない体勢で撮影できます。ガントリ長さが短く対象も小さいので、
グラディエントは 70mT/m、Slew Rateは300T/m/sと、通常のMRIのスペックをはるかに凌駕
しています。

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↓3T装置の旗艦モデルである、750Wは、特別な部屋に置かれていました。おおーこれはフィリップスの
 Ambient Experienceのような感じですね。

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↓iPadで絵柄を選ぶと、それが反映されて天井に風景が映り、患者さんがリラックスできる仕掛けです。

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↓そのときにはバッテリーがなくてうまく作動しなかったけど、ガントリ底部にもプロジェクターがあり、
これでガントリ内にも表示できるような仕掛けを考えているそうです。孔が空いていますね。でもこれだと、
テーブルが入っていくと消えてしまうので、ちょっとはてなマークです。でもテーブルに装備することも
考えているんだそうですよ。

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↓ガラスはとても大きなもので、これだと見晴らしがいいですね (^^)

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↓今年のアプリケーションの目玉は3つあって、ひとつがMAVRIC SLと呼ばれる
メタルアーチファクト抑制技術。いくつかのエコーを撮って、その歪みの変化を
もとにアーチファクトを減らすそうです。

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↓実際の画像ではたしかに非常に効果的に低減されていました。よく見ると右側のほうがFOVが大きく
また画像も不鮮明なので、マルチエコーを撮影することによる撮影時間の延長を代償するためにそう
しているのかな、と思います。

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↓もうひとつがMR Touchと呼ばれるMR-elastographyですね。これはすでに皆さんご存知ですが。
このディスプレイでは、肥満患者や腹水がある症例でもできますよ、という表示が新しい。

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↓あとはIDEAL IQが、脂肪の定量とともに鉄の定量もできるようになって製品化されたそうです。

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↓このため、MREと脂肪と鉄の情報が得られるので、肝臓の包括的な診断ができる、というディスプレイです。

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 GEのMRI報告は以上です!