GECT

 

GEのCTブースでは、CT750HDで「FREEdom」エディションが発表されていました。

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このFREEdom Editionでは、(1) Motion FREEdom、(2) Calcium FREEdom、(3) Horizon FREEの3つから
成っています。

Free、じゃなくて「FREE」「dom」と大文字小文字を分けて書いてあるのは、FREEって言い切ると、
「なし」という意味になるので使ってはいけないので、「Freedom」という言葉に置き換えて、だけど
気持ちは「Free」に近いんですよっということで、FREEが大文字になっている・・・んだそうです (^^)

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↓最初のMotion FREEdom (with SnapShot Freeze)です。
グラフは、冠動脈(LCA, LCx, RCA)の動き(速度)を示しています。
横軸がcardiac phase、縦軸が速度(mm/s)
心拍数60ぐらいのときには、cardiac phaseの 58-67%のところに、3枝があまり動かない時間帯があるので、
ここを狙ってスキャンを行うことで良好なCT-Coronographyが得られます。

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↑ところが75BPMになると、それぞれの動きが大きくなり、かつ3枝すべてがうまく静止している
時間帯を探せ亡くなります。LCAとLCxに着目すると、25-34%ぐらいのところを狙えば良いのですが、
その場合は、RCxの動き(速度)は大きく、毎秒45mmにも達します。

↓そこで、GEでは、冠動脈の上下長さすべてに渡って、動態解析を行い、平均移動速度(向きと速さ)
を求め、これをprevious knowledgeとして蓄えました。たとえば以下のような運動をするという
マップを得たわけです。

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↓そして、実際にスキャンしたデータに、この平均移動マップをreferenceとして得られたデータから再構成
しなおすと、左の画像 (with SnapShot Freeze)のようにRCAのmotion artifactがなくなるわけです。3本とも
Mapを持っているので、それぞれ(の各位置)が最適化され、Coronary treeが明瞭になるということでした。

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↓そうすると、84BPMの高心拍の症例でも、このように石灰化を含んだ形状がよく認知できるようになります。

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↓次にCalcium Freedom (with GSI cardiac = Gemstone Spetral Imaging cardiac) です。
今回、high speed KV switchingとECG gateが併用できるようになったので、ご覧のように冠動脈の
HAP(Hydroxyappatite)やIodine imageが作成できるようになりました。

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↓motion artifactによるlow densityなのか実際にhypoperfusionなのか分からない場合が
いままではありましたが、ECG gate併用となったことで、高いヨード濃度のそばでも
あまりアーチファクトをひかない均一な画像が得られるようになっています。

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↓(左の図と真ん中の図の色(赤と黄)に誤植があることに注意。ROI番号はあっている)
プラーク性状もこのように(いままで静止対象では可能だったように)解析できます。
真ん中のグラフ(HU Spectral Curve)は横軸がX 線エネルギー(keV)、縦軸がCT値(HU)
右のグラフはそこから解析したMaterial Density (MD) Scatter plotsです。
右のグラフは、横軸がWater(で構成されているとした場合の)desnity、
縦軸がIodine(で構成されているとした場合の)density で、このように3つの構成要素を
弁別できます。

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↓で、最後ですが、GEからのdose reductionのコメントとしては、「『〜%低減』という指標だと、『何に対して低減
されたのか』が重要だと思います。GEではもともとASiR(エイサー)で1〜2mSvで撮影できるようにしてきましたが、
Veoでは更に、場所を選ばず1mSv以下を目標にしています。つまり、『低減率』だけではなく、『絶対値』も見て欲しいです」
とのことでした(竹内さん)。

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では、GEのCTに関する報告を終わります。