(1)(2)に関しては、車好きの人にはなんだか親しみやすい技術だなーと思いました。以下説明します。
真ん中が今回のSpiral Groove Bearing。これはタイヤで言ったらブリジストンのポテンザシリーズ(RE71M って言ったらトシがばれるというやつですね。いまだとRE010)みたいなユニディレクショナルパターンみたいな薄い溝が刻まれていて、液体金属を表面に満たし、ハイドロプレーニング現象のような状態で滑らせるもののようです。これによって業界最速の回線速度(0.27sec/rot)でもぶれにくい構造にしているということです。両極支持構造も有しています。
フィリップスの話では焦点サイズ(0.5mmx0.5mm)が小さいだけでなく、このような軸安定化構造を採用した総合的なスペックによって本当に高分解能の画像を得られるのだということでした。
そこでこのように溝を切るわけです。なんか、車のディスクブレーキに溝を掘ること(スリットディスクローター)みたいでしょ。ちなみに僕の車はドリルドディスクローターです。
しかしこの溝が切ってあると、ときどきビームがすりぬけちゃうのでは?と心配になりますけれど、この溝は厚み方向に対してすこし斜めに切れているので、ビーム入射方向から見ると向こうが見えないようになっています。また、X線が不連続になるのではと思いますが、回転角速度が音速を超えているので(?)問題ない、ということでした。このへんは私レベルではよくわかりませんデス。
このシステムは、iCTではx-yだけではなくz方向にも振ることで、実効的な分解能を上げられるということでした。
(Eclipseっていうのは天文用語で、掩蔽(えんぺい)のことです。平たく言うと、日蝕とか月蝕の蝕(食)のことです。皆既日食はTotal Solar Eclipseと言います。もうすぐ、ずっと楽しみにしている2009年7月22日の上海 - 日本南方海上の皆既日食が起こるので、近くなったら詳報しますね。)