Dec 28/2006 Philips CT TrueView / EP Planning
TrueViewとEP Planningは、いくつかあるフィリップスの新しいCT solutionの一つです。これらを紹介します。 (注意:AmiVoice MedMail Ver.6.51a を利用して執筆しています。従来よりかなり性能が向上して容易に執筆ができるようになりましたが、速報なので文章表記の誤りがあるときがあります。その場合はご連絡いただけますと幸いです
TrueView は、 CT coronary angiography の結果から、実際に血管撮影をする時の角度についての情報を受け渡すアプリケーションです。
これは右側のディスプレイの拡大図です。このように、最初に CT coronary angiography を撮影し、解析を行います。
この時左側の画面には、狭窄部及び狭窄部を含むステント留置予定部分が黄色に表示されています。

左側のディスプレイの拡大です。左側の図は、横軸が LAO / RAO 方向の角度、縦軸が craniocaudal 方向の角度を示しています。この二つの軸で C-arm の位置が決定されるわけですが、狭窄部を観察しにくい方向の組み合わせ位置が赤色で、観察し易い方向が緑色で示されています。

今、マウスカーソルを赤色表示の部分に持っていくと、このように狭窄部の血管は短軸方向に表示されます。この方向からは狭窄部の評価やステント挿入手技ができないことになります。

今度は、緑色のゾーン上側にマウスカーソルを持っていくと、ご覧のように狭窄部を側方から見るような投影方向になります。

マウスカーソルを緑色の中の色々なところに動かすと、狭窄部の長軸方向を中心に画像が回転します。このため、この緑色の部分の角度の組み合わせになるよに C-arm の方向を調整すればよいことがわかります。

なお、偏心性狭窄 の時はこの緑色の中で最も観察し易い方向があると思ったので、それも表示する機能がないのかと聞いてみたのですが、あまり必要がないらしく、ないという答えが返ってきました。それほど厳密でなくてもよいということでしょうか。

次は EP Planning です。 これはElectrical Physiology Planninngの略のようです。心房性不整脈の治療として、経カテーテル的に心筋電気伝導路を電気で焼灼して遮断する治療法があり、それのことを指しているようです。焼灼位置の決定のために左心房と肺静脈の立体形状を描出する必要があり、自動でこれを抽出できる機能です。左の画像は処理をする元画像。

心臓病センター榊原病院のホームページ

http://www.sakakibara-hp.com/

から、「診療と治療実績」「病気の説明」「不整脈・アブレーション」「診療実績」「山近部長」をたどっていくと治療法の詳細を見れます。

クリック一つで、自動的に形状抽出が始まります
心室、心房、大動脈等がどんどん自動で色づけされてきます。これはわりとすごいです。
あっという間にそれぞれが色分けされて、三次元画像として表示されました。
あまり本題と関係ありませんが、配色もなかなか美しいと思います。
最終的には左房の形状をこのように抽出し、右上肺静脈との関係を求めてカテーテル治療に用いるようです。