Dec 29/ 2006 GE MR New Application
GEのMR applicationについて説明します。 (注意:AmiVoice MedMail Ver.6.51a を利用して執筆しています。従来よりかなり性能が向上して容易に執筆ができるようになりましたが、速報なので文章表記の誤りがあるときがあります。その場合はご連絡いただけますと幸いです
これは日本ではまだ発売されていないCAD Streamと呼ばれる、MR-Mammography用のコンピュータ支援診断ソフト(Computer Assisted Diagnosis; CAD)です。
ごらんのように、ダイナミック撮影において急速な立ち上がりを示し、早期のwash outを示す病変を最も癌の可能性が高い赤で、またplateau(プラトー)に達するものを次に癌の可能性が高い黄色で表示します。

3つの画像を並べてみたり、pagingして見たりするよりも、このような色づけをしてくれた方が確かに見やすいですね。

これは最近皆が良いと言っているLAVAの高速版(LAVA XV)を用いた膵臓のisotropic imageです(St. Joseph Hospitalの写真)。左上段真ん中のcurved reformatや、下段左右のVR画像(pancreatic phaseとdelayed phase)が美しく描出されています。

秋季大会で谷本先生の話を聞かせていただきましたが、いまや腹部全体を1.5mm以下のisotropic voxelで撮影可能と言うことです。

上の写真の拡大です。
上段は、クローン病の小腸撮影の様子です。左側はまず2D-thick slabのSSFSEでfluoroscopicに等張液を注入する様子をモニタし、十分に小腸が拡張したところで、真ん中の3D-FIESTAでisotropic T2WI、右のLAVA XVでやはりisotropicの造影後T1Wの画像を得る、というアプローチです。

腹部のアイソトロピックボクセルでの撮影は、SENSE factor が3概ね程度になると可能になってくるのですが 、最近のGE装置ではGEM factor2.8 程度を可能としているようですから、十分射程範囲内に入ってきているわけです。


腸管壁の造影効果は、CTでよく分かるように言われていますが、これはどのCT装置でも、どのレベルの研修医でも分かるか、というと実はかなり怪しいですよね。

そこで、コントラスト分解能が非常に高い、脂肪抑制の造影 T1強調画像がアイソトロピック化することで、腸管壁の造影効果の把握に非常に大きなインパクトがあると考えています。このクローン病の症例では壁が肥厚した部分の造影効果が高くなっていることがよくわかりますが、壁の薄い部分の造影効果の強弱がよく分かることが重要だと思います。

全身DWIのディスプレイもいくつかありました。外国のものもいくつかありましたが、やはり日本のものが一番きれい。

左側の全身撮影は長野市民病院ですが、これはGE内で展示されているものでは一番きれいです。

右側は尼崎中央病院のデータ。肋骨metaの症例ですね。がんばっていますね!

そのほか、これは3T用の8ch Knee coil。これは送信もできる(つまり局所のみの送信ができる)ので、SAR制限にかかりがちな3Tアプリケーションに役立ちます。
これはこのコイルを用いた膝の画像。
これはすでにおなじみ、caltigramです。軟骨はもともとT2が短いですが、損傷すると周囲に水が入り込むのでT2 elongationを起こします。その状況を、multiechoのT2WIで撮影し、T2値を算出して半定量化したのがこのcaltigram。

赤で表示されるのがT2の短い健康な軟骨で、青で表示されるのがT2の長くなった損傷軟骨です。

最後に内海さんが強調していたのは、トップブランドのHDxだけでなくて、HDeも実は海外でもたくさんうれた! ことです。

HDeは前にも紹介しましたが、日本のメンバーがリーダーシップをとって開発してくれたもので、独自のさまざまな工夫がこらされています。それが世界でも認められているということなので、本当にやった甲斐がありましたね。

そのほか、写真をとれないところでは、Z軸方向も補償可能なPROPELLERとか、NPWオプションと一緒に使える冠状断のPROPELLERとか、IDEAL (MRM 2005;54, 636-644)などの新しい脂肪抑制を用いた高品位脂肪抑制イメージとか、これをLAVAに展開した例とかが展示されていました。そのほか詳細を省略しますが、3T 3D FLAIR XETA(ゼータ)とか、3D-CE MRAの下肢プランニングの高速化などについて、あなたの街の営業技術さんに聞くと面白いと思います (^^)