フィリップスには、もう一つニュースがありましたが、これは別掲します。
・Exam Card:これは従来あったもので、Drag & Dropでいくつかのシークエンス群を、スキャンテーブルに載せる機能(左図)。
・Smartボタン(右上にある、鉛筆+星のアイコン):これを押すと、SmartScoutがONになる。
・SmartScou(左のリストトップ):3Dのlocalizerで、これを実行することにより、axial, sagittal, coronalすべての面の設定を自動で行うことができるようになる(この認識に指紋認証を利用している)。
・自動スキャン:SmartScoutで得られた情報を元に、完全自動プラン、スキャンを行う。シーケンスリストに黒い小さな星印がついていますが、これはSmartScoutの情報を利用して自動設定、実行することを示しています。
・後処理:ADC計算、Picture Plus(Cosmetic filter)などを自動実行可能。
というわけです。
動画を見るにはここをクリック。
動画では、プラン後にFLAIRとT2WIが瞬間的でてきますが、これは下のSmartExamの自動撮影機能を象徴的に表現したものです。(当然ですがこのような瞬間的な撮影はできません)
資料では、ドイツのボン大学の3テスラ装置において、5月から5000人の患者を対象に使用し、全例で planning に成功したという報告です。ホントかなぁとは思いますが、初心者でプランが遅い人はもちろんのこと、エキスパートよりも速くできるとのことですので、それなら役立ちそう。
動画でその動作状況をみましたが、プランはたしかに速いです。動画でごらんください。
なお、開発者のひとり(Alun Jonesさん)に聞くことができましたが、正常の脳だけでなく、腫瘍や外傷等によって正中構造物が偏位しているような状況であっても、動作するのであるということでした(下2枚の写真)。実際にそのデモンストレーションを見せてもらい、かなり完成度が高い印象を持ちました。
現在腹部(肝臓や骨盤等)における planning に関しても自動化を試みているということでした。来年は実現するとよいと思います。
なおこの観察には、ViewForum (フィリップス社製Workstation)において、4D的に観察できるので、これも動画でご覧ください。
左下は古賀病院21のデータです。
下は東海大学の写真。ありがとうございます。あーでも、これは新棟ができるまえの写真ですね。そういえば、今日(日曜日)は自分たちの部屋の引越しです。病院引越しは年末です。稼動し始めましたら放射線科も紹介しますね。
Acceleration factorを3.5にあげることができるので、もうすこし長く、高分解能で撮影できます。
ところで、こういった SENSE factor 2以上のスキャンは、マルチチャンネル coil による S/N の向上に支えられているわけですが、今後のトレンドです。腹部においてもかなりのところが今後3D スキャンに移行していくのではないかと考えています。
画像見せてもらいましたが、左下の肝臓、下のMRCPともに大変きれいでした。心配な上腹部もこれなら大丈夫かな。