Dec 18/2005 Philips MR
PhilipsのMRは、大きなところでは5つ程度のトピックスがありました。そのほかアンビエントエクスペリエンスなどをご紹介します。

フィリップスには、もう一つニュースがありましたが、これは別掲します。

(注意:音声認識を利用して執筆しています。このためキーボード入力とは違うタイプの誤植があり得ます。またカタカナと英語表記が交じり合ったりします。)
Gyroscan Achieva。1.5T、3Tのラインナップがありますが、3Tに関しては日本ではInteraがすでに認可になり、Achievaはもう少しで認可という状況だと思います。

オペコンの写真をとるのを忘れてしまったので、いただいた紙資料ですが、今回から23inchの横長モニター採用で、パラメータ・設定情報をたくさん出しておけるのでプロにも喜ばれそうです。前面にUSB差込口があって、データのインポート・エクスポートができるのは◎。
説明してくれた藤岡さん。詳しい資料を用意していただきありがとうございます。
ひとつめのトピックはSmartExamのことで「The first MR with IQ」というコピーがついています。内容をみましたが、全体的にかなり効率化が図れそうです。フィリップスの有している、GPS・諮問認識・航空機自動操縦システムなどを利用してできあがったということでした。
SmartExamは、プラン、スキャン、後処理をすべて含みますので、箇条書きで説明します。

・Exam Card:これは従来あったもので、Drag & Dropでいくつかのシークエンス群を、スキャンテーブルに載せる機能(左図)。

・Smartボタン(右上にある、鉛筆+星のアイコン)これを押すと、SmartScoutがONになる。

・SmartScou(左のリストトップ)3Dのlocalizerで、これを実行することにより、axial, sagittal, coronalすべての面の設定を自動で行うことができるようになる(この認識に指紋認証を利用している)。

・自動スキャン:SmartScoutで得られた情報を元に、完全自動プラン、スキャンを行う。シーケンスリストに黒い小さな星印がついていますが、これはSmartScoutの情報を利用して自動設定、実行することを示しています。

・後処理:ADC計算、Picture Plus(Cosmetic filter)などを自動実行可能。

というわけです。

動画を見るにはここをクリック

動画では、プラン後にFLAIRとT2WIが瞬間的でてきますが、これは下のSmartExamの自動撮影機能を象徴的に表現したものです。(当然ですがこのような瞬間的な撮影はできません)

これがSmartScout。以前シーメンスでもこのような発表がありましたね。

資料では、ドイツのボン大学の3テスラ装置において、5月から5000人の患者を対象に使用し、全例で planning に成功したという報告です。ホントかなぁとは思いますが、初心者でプランが遅い人はもちろんのこと、エキスパートよりも速くできるとのことですので、それなら役立ちそう。

動画でその動作状況をみましたが、プランはたしかに速いです。動画でごらんください。

なお、開発者のひとり(Alun Jonesさん)に聞くことができましたが、正常の脳だけでなく、腫瘍や外傷等によって正中構造物が偏位しているような状況であっても、動作するのであるということでした(下2枚の写真)。実際にそのデモンストレーションを見せてもらい、かなり完成度が高い印象を持ちました。

現在腹部(肝臓や骨盤等)における planning に関しても自動化を試みているということでした。来年は実現するとよいと思います。

これが SmartScout の撮影結果。3D の gradient echo 法を使用することにより、正確な三次元的な分布を得ます。
冠状断 FLAIR 画像の撮影結果。このように正中構造物が偏位していたり、脳実質の分布が非対称であっても3D の SmartScoutで認識することができて、正確な冠状断や矢状断を自動設定し、自動撮影できるということでした。
二つ目のトピックスは、4D-TRAK です。60倍高速と書いてありますが、これは SENSE により8倍速、 keyhole イメージングにより6倍速、さらにハーフスキャンにより1.2倍速で、合計60倍の速度になるということでした。

動画を見るにはここをクリック

このように、3D-MRAをシネで撮影できる(4D-MRA)ことになります。時間分解能はわずかに0.66秒。動画でご覧ください。

なおこの観察には、ViewForum (フィリップス社製Workstation)において、4D的に観察できるので、これも動画でご覧ください。

トピックスその3はk-t BLASTです。
ひとつのコイルでも高速化できる技術。k-t BLAST5倍速。1.7x1.8x5mmの撮影で、45msスキャン。16スライス、15phaseで17秒程度で撮影できるようです(日本医大のAchieva 1.5Tのデータ)。
トピックスその4は2K (2000matrix) imagingですね。これは昨年も紹介しました。2048x2048のフルマトリクス撮影ができます。
その5はDWIBSでした。このご紹介はよろしいですね。

左下は古賀病院21のデータです。

下は東海大学の写真。ありがとうございます。あーでも、これは新棟ができるまえの写真ですね。そういえば、今日(日曜日)は自分たちの部屋の引越しです。病院引越しは年末です。稼動し始めましたら放射線科も紹介しますね。

動画を見るにはここをクリック DTIのアプリも完成度高かったです。これは動画でご覧ください。
これはWIPの心臓用32chコイル。
LAVAはLAVA-HDから今度はLAVA-XVになりました。ここまでくるとインフルエンザウイルスの新種のようにめまぐるしい。

Acceleration factorを3.5にあげることができるので、もうすこし長く、高分解能で撮影できます。

ところで、こういった SENSE factor 2以上のスキャンは、マルチチャンネル coil による S/N の向上に支えられているわけですが、今後のトレンドです。腹部においてもかなりのところが今後3D スキャンに移行していくのではないかと考えています。

これは、超伝導、かつ1TのオープンMRI、Panoramaです。今年は販売実績があるなかでの紹介。
これはAchieva 3.0T.

画像見せてもらいましたが、左下の肝臓、下のMRCPともに大変きれいでした。心配な上腹部もこれなら大丈夫かな。

レンブラント生誕400年を記念して、レンブラントの絵でカバーされたCDを配っていました(レンブラントはオランダ生まれ)。ワタクシは絵のことはよくわかりませんが、あの、光と影の表現は本当に見事ですね。我々の肉眼のラティテュードはカメラの及ぶところではありませんからね(デジタルのraw dataだとかなりすごいみたいだけど)。屋根裏で天窓がある部屋に住みたいなぁ思ったことがあります(^^)
再度は、Ambient Experienceです。導入実績も増えてきたようなので、ぜひ日本でもお願いしたいです。
こんな風に、受診者(とくにこども)の好みに合わせて、風景(テーマ)やバックの色を変えたりできます。バリエーションの写真たくさん貼っておきます。