Dec 5/2005 そのほか(OsiriX UM、AmiVoice、DSCT余談)
のほか、火曜日の晩には1st OsiriX Users Meetingが開かれたので、参加費50ドルはちと痛かったのですが出席してみました。来年2月の3次元CT・MR研究会でOsiriXのことを話すので、少し新しい情報を仕入れようと思ったためです。 このページには、そのほかの話題として、インターネットタクシーと、DSCTなどについて追加します。

■OsiriX

OsiriXの前には、OsirisというWindows用のViewerがあったのですが、2004年にMac OS X用のViewerとして新たに開発され、Osiri "X" となりました。

ところで私(皆もそうだと思いますが)、オシリックスって読むんだと思っていました。

「すごい名前だねぇ」なぁんて皆も言っていましたが、実はじつは、オシリックス」ではなくて「サイリックスという発音だということにはじめて気づきました!!

でも日本ではやっぱりおりしっくすかなぁ。おさいりっくすじゃぁ、英語かぶれみたいだしねぇ。悩みますねこれは。

たくさん話はあったのですが、マジでよくわかりませんでした。しかしいくつかは紹介します。

これはCE markという欧州共同体(Europian Communications)が認める適合表示なのですが、ヨーロッパではこれを取る必要があり、またアメリカではFDAを通す必要があるので、ソフトウエアは無料なのだけれども、どのようにこれらのサポートをして無料(もしくは低価格)としていくのか、がこれからの問題として話し合われていました。

業務用としては日本でも薬事認可を受けて使う必要はあるので、問題になるでしょう。でも莫大なお金を要求されないようにして欲しいものです。各ベンダーさんと競合するようになるような状況ではかならずしも無料というわけには行かないかもしれませんが、せっかくのオープンソースなのですこし心配だと、中田先生(後述)も話されていました。私もそう思います。

もうひとつの問題はTeraReconのVolumePROボードとの互換性です。今まで、これをMacのPCIスロットに指すことにより超高速演算ができましたが、今度の新しいMac (PCI-Expressという規格を搭載)では使用できないとのこと。

もう在庫のMacしか対応できないそうなので、欲しい人は急いで買いましょう。

12月3日付のOsiriXホームページでは、Intel Processorを搭載したMac (Mactel)で動作するバージョンがアップされていましたが、これに関連する話題として、Intelチップのほうが、Dual G5よりも高速である(つまりMacはIntelチップになってより早くなる)ということが示されていました。
左がOsiriXのプログラムを書いたAntoine Rossetさんで、次が慈恵医大の中田先生(OsiriXの日本語メニューなどローカライズをしてくれています)、次がOsman Ratib先生で、InfoRadに絶大な影響力を持つ人で、OsiriX開発監督(?)といったところでしょうか。私は、Apple Japanのweb siteでOsiriXを紹介したということで、一緒に写真を取らせていただきました。
■インターネットタクシー

その後、中田先生とダウンタウンまで出かけたのですが、そのときに乗ったタクシーが珍しかったですよ。タクシーの中でインターネットできるんです。タッチパネルになっていて、指で操作できました。

中田先生の話によれば、数百台に一台あるんだそうで。中田先生、さすがデジものに詳しいなぁ。

■東海大学、OsiriX

これは話が変わりますが、川田くんも書いている、夜景が綺麗なGEのパーティでの東海大学集合写真。右から今井裕(ゆたか)教授、川田秀一先生、飯野美佐子先生、武藤真紀子先生、私です。もう一人参加した市川珠紀先生は、エーザイの講演会のあとのパーティのほうへ出ていたので一緒には撮影できませんでした。

飯野先生と市川先生はOral Presentationで、飯野先生はSeptal inversionのcine MRIを、市川先生は、なんとAmiVoice+トランスクライバーの協力システムについて発表しました(小さくて見えないけど左下の写真)。もち日本語のシステムに関してなのですが、「日本語でもうまくいくのでびっくしりた!」というコメントがでていました。

RSNAではいろいろな会社の人も来ているので、AmiVoiceのアメリカ版を作成しているMultiModalという会社の人とも面会できました。トランスクライバー共存システムもすでに有しており、非常にすばらしいノウハウを聞くことができました。東海大では1月からの新病院以降後、4月までにレポート入力のテープ入力は廃止され、完全デジタルする予定で、こ共存システム(Combined method)に移行するのですが、参考になりそうです。

そのほか、日曜日の夜のSeminar in Chicagoでは、私が "How to effectively use continuous speech recognition." というタイトルで講演をさせていただいたのですが、ここでは、

音響モデル、辞書、言語モデルとはなにか。

ホルマント、調音結合、トライフォンとはなにか。

などを基本的概念としてお話したうえで、この知識を基に「使い方」を考えるとよく理解できる、という趣旨でお話させていただきました。説明の題材としてはAmiVoiceだけを使用しましたが、他社製のものでも、基本概念を押さえることによってスキルがあがるのではないかと思います。

なお、講演要旨は、スライド付きでタイコのHow to enjoy RSNA2006に刊行される予定です。

それともう一つニュースですが、AmiVoiceのメール版(MedMail)が発表になり、販売受付を開始しました。

■DSCT余談

これは、その後プライベートで行ったお寿司屋さんでのひとコマ。川田先生と話題のDSCTについて議論しています。

ちなみに川田は、写真を撮るときにちょっとオモシロイ表情をするのが好きなヤツなのですが、実物はさらに好青年です (^^) あ、それから、川田はお酒が飲めないのですが、酒の席は好きなので、いつもみんなを送ってくれるいいやつです。車はマツダのアテンザの一番馬力のあるやつに乗っていますが、「安心」運転で、明神先生(GT-R*)およびワタクシ(Legacy GT/5MT)と比較すると、高回転側のカムの使用頻度は有意に低いです。ので、このあいだ「たまには回さないと、いつも閉じたままのバルブや動かないカムがあるので機械に良くないんだよ」と教えてあげたところ、たまにはぶぅんとやるそうです。よかったよかった。それでこそ可変バルタイ16バルブじゃ**

そのときに書いていたのがこのメモ。近くのナプキンを使っていろいろと考えているところが秘密めいています...ってか?

RSNAでは、ホットトピックスといって、ときどきプログラムにないホットな話題を含んだ最新の発表が追加されます。その発表で、DSCTの第一X線管球からのファン角が50度で第二が26度だと聞いたので、そういう風に作図してみているところ。

内接する円の半径は大体1:2になるはずなので、中心部分のFOVに比べて、周辺部分のS/Nがどのくらい悪くなるのかとか考えているところです。皆さんも考えてみると面白そうですよ。

*注:明神先生その後:彼はいま、国立循環器病センターでお世話になり、ステントの生体反応に関する研究に明け暮れています。ついこの間、結婚しました。おめでとう! なんと、ウエディングケーキは、GT-Rの形でした!

*:注:エンジンは、シリンダーと呼ばれる燃焼室に空気を吸って、ガソリンを燃やして、排気することで一工程が終了します。一つのシリンダーには、吸気と排気の2つのバルブ(ふた)がついていればエンジンは作れるのですが、高回転になると、バルブの開け閉めが頻繁になり、バルブを開ける事のできる時間が短くなってしまうので、吸排気効率が落ちます。すると思ったようにパワーがでません。このため、吸気と排気それぞれ2つずつバルブをつけた高性能エンジンが開発されました。ゆっくり(低回転)のときはバルブが2つで、はやい(高回転)ときにはバルブが4つになります。4気筒(シリンダーが4つ)のエンジンには、8つのバルブがついていますが、高性能車では16個あるので、これは「16バルブ」と誇らしげに言うわけです。6気筒なら24バルブあることになります。

昔、私が大学生だったとき、トヨタのセリカXX(ダブルエックス)とかソアラとかは、誇らしげに24バルブと書いてあったのですが、私には到底、高嶺の花で、塗装をイタズラで傷だらけにされた中古のセブンを個人売買で破格の安値で購入し、自分で全塗装しなおして乗っていました。友人でお金持ちの子がいて、XXを親に買ってもらったのですが、常に2-3000回転でフツーの運転しかしていなかったので、他の走り屋と「ツインカム12バルブ!」と呼んで揶揄していたものです。ま、バルブが多いのは燃費にもいいんですけどね。それだけじゃね〜 (^^)

あ、可変バルタイ(バルブタイミング)も聞きたいですか? えーっとそれも話せるのですが、余談が長すぎるので今日は省略します。興味のある人は、ホンダの「VTEC」とか調べてね! このページとかこのページとかどうかな。