 |
案内してくれた竹内さん。 |
 |
最初に見学したのはこのBrightSpeedです。BrightSpeedは4 ・8 ・16列のラインナップで、VCTよりも筐体(きょうたい)が小さく、今までHispeedを入れていた施設の9割でそのまま設置できるとのことでした。
VCTに比較して20センチほど左右の長さが短いようです。
|
 |
これはBrghtSpeedの操作コンソール。何が違うかというと、ひざ下機械がなくなって、足が容易に入るという点です。また、半分たち仕事が多いので、このようにかなり高い椅子の位置を可能としています。
|
 |
こんなふうにちょっと座って仕事をしますね。 |
 |
そして、液晶モニタは、背面のアームで支えられており、これが自由に動かせるので、左右を広くして、窓を見やすくしたり(左)、間隔を小さくしたり(左下)、下に下げて窓を見やすくしたり(下)といったアレンジができるということです。 |
 |
 |
 |
で、真打のVCTですが、、、 |
 |
こんな感じでいろいろと新しいことが記載されています。これらは液晶モニタで解説してあったのですが、今回はガードが固く、FDAの認可がまだでていないので、写真撮影ダメ! ということでした。
というわけで、かなり困ったのですが、とりあえずメモをしっかりとってきましたので、手書きのメモで一部をお見せします。
|
 |
 |
 |
はい、これはCardiac Freeze Frameといいます。
GEのCTのウリは、開口径が40mmと広いので、ヘリカルスキャンしなくても、3回撮影すれば120mm進むことができます。
そこで心臓の撮影では思い切ってピッチなしにして、固定したまま4cm撮影し、次に移動して、を繰り返して3回で心臓のデータを撮影しようということです。
ごらんのように撮影するわけです。
|
 |
このとき、Arrhythmia Manegement機能が自動的に働くそうです。
その内容はご覧のとおり。
期外収縮(pre-mature beat:早く起こる不整脈)では撮影データがダメになるので、リアルタイムに判断して撮影を中断し、次の周期(post PVC phase)を回避して、その次の周期で撮影することができます。
また、long R-R (間隔が長くなってしまう状態)では、撮影してしまったデータを破棄し、次のただしい長さの周期で得たデータに置き換えます。
|
 |
縦軸は照射線量、横軸は撮影長。
このようなFull Coverage Freeze Frameを使用することにより、
従来型のlow pitchや、ECG modulationを行って改善したものよりもさらに小さな被曝で撮影ができるということです。
|
 |
横軸は胸部の撮影範囲を示す。3つのパートに分かれており、左側は頭側(大動脈の撮影部位)、真ん中は心臓、右側は尾側の心臓以外の撮影部位に相当します。
Editable ECG Traceというのは、ECG gateを3つの方式からえらべるというものです。GEでは、胸痛の3疾患を鑑別するために、Triple Rule Outという商標で、息止め下に一気に撮影してしまう方式を提唱していますが、これの改良版です。
上のグラフは、全体をHigh Pitch Gate (HPG)するときのSchema*。HPGだから、心臓に対しては十分なgatingにならない。
真ん中のグラフは、大動脈と、心臓以下をungateとし、心臓のみをLow Pitch Gate (LPG)するときのSchema。LPGだから心臓に対しては十分はgatingができるが、大動脈に対してはうまくgateできず、ブレを生じる。
下のグラフは、大動脈に対してHPG、心臓に対してLPG、それ以下のレベルをungateとすることで、息止め時間内にすべて適正なgatingができることを示す。
これを支えるのがVT tableと呼ばれる、正確な位置だしができるテーブルである。今回、テープルスピードが一定でないとき(加速中)でも撮影を続行できるようになったので、これの恩恵もあるそうです。
*Schema: シェーマ。模式図のこと。英語発音はスキーマ。シェーマといっても通じないので注意。
|
 |
縦軸はテープルスピード、横軸は撮影位置(頭尾方向)。
Whole organ persuionといのは、肝臓などの広い範囲をperfusion撮影するときの工夫。
前述のごとく、加速中・減速中にも撮影ができるようになったので、たとえばこの図のように12cmのスキャンを行いたいとき、従来では加速および減速のために、12cmより外側の位置からスタートし、12cm以上走行して折り返し撮影をしていた。
今回は、12cmのみの往復でも、撮影が可能なのでその分高速になる。
|
 |
横軸は撮影位置(頭尾方向)。
Adaptive dose modulation with shutter modeというのは、たとえば肩から骨盤まで撮影しようとしたときに、スキャン範囲のすこし外側から、コーンビームが照射されます。しかしこのシステムには、ここにしめす、ある仕掛けを有するシャッターが徐々に開くことで、ほとんどスキャン開始点の外側に被曝しないようにする工夫です。ある仕掛けについては、考えてください、ということでした。
|
 |
で、これは最後のメモで、これはまだ単にコンセプトだということでした。今、XYだけでなく、Z軸方向も考えた線量のコントロールを各社するようになってきていますが、これは、さらに、AP方向も考えたいというものです。乳腺は放射線にsensitiveなので、前からの照射量を少なくするといったような...。
以上、ちょっと変り種のメモ書き解説でした (^^)
|