Nov 29/2005 FONAR Upright MRI  (川田)
じめまして。私は東海大学の川田秀一と申します。5年目です。今回はじめてRSNAに参加させていただきました。高原先生に一度記事を書いてみるように言われたので挑戦してみたいと思います。H.P.でも以前紹介されていましたが、FONERのUpright MRIのお話を聞いてきたので、レポートします。
FONERのMRIは、装置全体はやや大きく、地場強度は0.6T。マグネットが両側に配置されており、仰臥位だけでなく立位や座位でも撮影できます。立位や座位撮影により、重力あるいは屈曲などの負荷をかけた状態での撮影が可能で、より日常的、生理的な状態の把握が可能となります。

高原注:重量は150tとかなり重いです。値段は1.95百万ドルということでした。

腰椎MRIの比較です。仰臥位(左図)でも椎間板ヘルニアによる脊柱管狭窄がわかりますが、alignment は比較的smooth です。しかし、立位撮影(右図)では、では分かりにくかったalignment の不整が顕著となります。
ここの人の話では、脳血管や頸部血管、大血管系も立位で撮影すれば生理的な状態の観察が出来るとのことでした。(仰臥位との比較は掲示されていませんでした。)その他、頸椎の屈曲、伸展をした画像もありました。

高原注:座った状態でのMRAができるため、より生理的な状態での撮影が可能という意味で「True FLow Angiography」という呼称になっているようです。実際に違いが出れば面白いので「なにか新しいことは分かった?」とたずねたのですが、現在データ収集中、ということでした。見る限りは普通の造影MRAと変わりありません。

実際に検査台にのせてもらいました。マグネット間はやや狭めで、自分がやや大きいとはいえ、両肩はギリギリでした。もっと大きい人は難しいでしょう。前方の視界は開けており、閉所恐怖症の人には安心かもしれません。ただし、足を撮影するときなどには、マグネットの中心に検査対象部位を移動させるため、台が相当上昇します。高所恐怖症にはやや大変かもしれません。
これは川田くんがFONAR MRIに入るときの様子です。

QuickTime 7で標準対応になった「H264」と呼ばれる高性能の圧縮方式(コーデック)を使用しています。映画にも採用されている方式で、非常に少ない容量で綺麗な画質で見ることができます。

H264コーデックを利用するためには新しいver.7 を使用する必要があります。Windows版、Macintosh版いずれも用意されていますから、この機会にQuickTime7をダウンロードしてご覧ください(無料)。ダウンロード

なお動画を自分のPCに保存したり、修正したりするためにはPro版にアップグレードするとできます(これは有料)。

前方が開けているためテレビも見れます。このときは映画をやっていました。
テレビとの位置関係を示すためのビデオです!