Dec 5/2004 SiemensMR WIP
SiemensのMRIのWIPでは、とくに心臓のところをみせていただきました。
これはWIPの32ch Cardiac Array Coilです。
心臓のMRIに関しては、GE/Philipsに比較してすこし遅れをとっていましたが、ここではTrue FISPによるWhole Heart Coronary MRAが表示されていました。
同様に、Philpsと同じ、Vector ECGを採用するようです。売りは、これがワイヤレスであるということ。写真の左下側に送信機によるふくらみがあるのが分かります。
Arrythmia rejectionという機能により、ボケが少なくなるとのことです。
今回、面白いと思った提案は、Late Enhancementの画像を用いたcine MRIです。

いままで、True FISPでcine MRIを行って動きを見て、Late Enhancementの静止画を見て心筋梗塞などの染まりを見て、これを総合して考えていたわけですが、これを同じ画像でできれば、うん、たしかに便利ですね。

Phase数とかは公表されていなかったのですが、いままでのTrue FISP cineよりは明らかに少ないです。でも、かなりイケるのではないかなと思いました。

ちなみにシークエンスも書かれていませんでしたが、iR-prepared True FISPだと思います。

ブロードバンドの方はQuickTimeでご覧ください。もうすこし拡大して撮影したほうが見やすかったな〜と思いますがこれしかないのでご勘弁を。染まっているところ=心筋梗塞=akineticということが分かりやすいと思います。
もうひとつ、大変面白かったのが、GCFP cine Angioと呼ばれる技術です。
ごらんのようにTaggingを利用した技術です。

まず、axialで、Taggingを打ちます。
その直後から、厚みの厚いTrue FISPでcoronal画像を連続的に撮影することで、そのTagが移動していく様子を撮影します。

するとご覧のように、血流そのものが描出されるので、血流方向と血管の形がわかるというわけです。

むか〜し、島津のSMTシリーズでできたDirect Bolus Imaging (DBI)という手法がありましたが、「めまい患者における椎骨動脈の狭窄診断」とか「鎖骨下動脈盗血症候群における椎骨動脈血流の逆流診断」とかに有用でしたね。

これの進化版といったところですね。

DBIと異なるのは、TrueFISP画像が2D平面で得られるので、このように横方向に走行する血管(血流)も評価可能なことです。
ブロードバンドの方は、QuickTimeをご覧ください。