Dec 2/2004 Philips CT
PhilipsのCTブースでは、ワークステーション機能の充実をとくにアピールしていました。
フィリップスの CT は、64列、開口幅40ミリのものです。
左が64列、その隣が40列、その隣が GE の64列、右側がシーメンスの32列64スライスの検出器です。
あまり目立たない展示だったのですが、フィリップスでも、 GE が展示しているような背面型ダイオードを採用しており、その説明がありました。

左下は、フィリップスが2002年に発表したときのabstractで、右下は、 GE が2004年に発表したabstractということで、フィリップスではすでに昔から採用されている技術であるということを強調しています。

またTACHチップと呼ばれる小さなDAS用のチップの説明があります。
これも、今回GEが強調しているVOLARAチップは、すでに2001年にフィリップスが開発しているということを言っていて、なかなかすごい議論の応酬です。

さて、今回強調されているワークステーションの機能について、聞いてきました。

ここはみ鳴れた心臓の解析ソフトです。

最初に大動脈を抽出しておいて、次に三つの major vessel をチェックするのは AWなどと同じです。
ご覧のように vessel tree 表示になります。
この先がおもしろくて、ご覧のようなGlobeと呼ばれる表示がありました。この表示方法は、すでに MRI で行われている Soap-Bubble MIPの進化版ということができます。抽出したthin sliceのcurved MIP dataを、平均的な心臓平面に投影するというものです。

この方法は今までとっつきにくかった人にも、血管と周囲の関係が分かるので、ものすごく身近になるのではないでしょうか。「はなまる」です!!

このほか、完全な球体に投影する方法もありました。いずれも、地図を表示するときの投影方法(たとえば気象衛星写真の表示方法)に類似しています。

ブロードバンドの方は、 QuickTime で実際にくるくると表示させる様子をご覧ください(プレイボタンを押してください)。
その他、お〜これはメルカトル図法ですね。心基部と心尖部が北極と南極に相当するような感じで、左右に伸びています。うーん、面白い。

そういう観点で見ると、天文好きの私としては、上の画像はなんだか火星の極冠のようにも見えます(^^)

さて次は CT colonography です。これも、各社から様々なソフトウェアが出ていますね。
これはFilet表示(っていうつづりでよかったでしたっけ?)とかいわれるやつで、あまり例はよろしくないかもしれませんが「魚の開き」のようなviewです。VE表示では陰になる部分が死角になり、病変を見逃しやすいために考えられた表示法です。
これも、ブロードバンドの人は QuickTimeでご覧ください(プレイボタンを押してください)。
その他面白かったのは、表面の部分だけの MIP です。これは、強く造影される病変部分を強調するのに役立つかもしれないということでした。