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最初は、大道芸人みたいな人がでてきて、いろいろとコミカルな技を見せてくれました。
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これ、おもしろいです。氷のような形状をした透明な立方体の中に発光体が入っていて、ごらんのように光るのです。おみやげに持って帰っているひともいました。 |
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(左) さて今回のシーメンスMRIの目玉はこの「Tim]です。
(左下)例年のごとく、このような「アイキャッチ」な手法で、どういう意味なんだろうという興味を引くようなプレゼンテーションです。
(下)Tim(てぃむ)は、Total Imaging Matrixという意味をもっているようです。
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ごらんのように、患者さんの周囲に多数のコイルをセットしておいて、シームレスに使うという発想です。これらを「ひとつのマトリックス」として扱うというコンセプトになります。「Matrix」ということばからは、行列のように多数の格子でできているものを想像しますが、ここでは「鋳型」とか「母岩」とかいったひとつのかたまりを意味する言葉として使われているのかもしれません。
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このティムシステムを用いると、図左側のように、検査のたびにコイルを代えるという概念から、ひとつの体のさまざまな場所をひとつのコイル群で撮影する、といった概念に変化させる意味があるようです。
装着可能なコイル数は72、受信チャンネル数は32です。このチャンネル数は、いわゆる「Quadrature Channel」(数字が2倍に表示される)のではなくて、真の32チャンネルということでした。
図を見ると、ひとつひとつのコイルはそう小さくないので、撮影範囲を広げる方向へ使用されることが多いように思います。
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次にニューヨーク大学のVivian S.Lee先生による講演が行われました。ビビアン・リー先生は、昔、東芝の宮崎さんに紹介してもらってから、学会のたびにお話できるようになりましたが、名前が覚えやすいですね。 |
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このTimシステムが搭載されるのは、新しい「AVANTO」シリーズになります。これがついこのあいだ大学に入ったそうで、その初期使用経験を述べられました。 |
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(左)VIBEはより高分解能に
(左下)3D MRCPは時間が短く
(下)Whole body CE MRAも高分解能に
撮影できるようになった由です。
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ここからはUMではなく、昼のブースの様子です。
この写真にあるのがMagnetom Avanto で、Matrix Coilを装着しているものです。
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ガントリ側にはコイルからのコネクタを入れる部分がないことに注目。 |
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(左)ちょっと見は、蓑虫のようなコイルに目を取られると思いますが、それよりもコネクタの位置をよく見てください。非常に完成されたインダストリアルデザインであることが分かると思います。
(左下)こちらは頭部および頸部のコイル(とそのコネクタ)です。
(下)ごらんのように、やはり天板側にコネクトします。ピン数は6ピン(つまり頭部コイルは6素子)なのですが、あなは8つ開いています。おそらく将来に備えた設計だと思われます。
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このような設計にいたったのは、IPA(Integrated Panorama Array)などの歴史を受け継いで、ということのようです。 |
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いつもはこういったブース見学はひとりで行っているのですが、同室の明神先生と、山梨医大の堀先生(中央)、北村先生(右)も一緒に見たいとのことでしたので4人で回りました。面白かったです。 |
| 今回の目玉のTimですが、まあ32チャンネルはエライけれども、ありていに言えば、単にコイルをきれいにならべただけ、と感じる人もいることと思います。このシステムが入ったからといって恩恵をうける検査は現状ではそれほど多くはないからです。だいたい、すべての患者さんにこのようにたくさんのコイルをつける必然性はありません。現状ではせいぜい、たまに行うBody - Peripheral MRAや、造影後のmeta検索に役立てるぐらいのものだという印象が支配的であっても間違いではないと思います。また、2回の検査を1回にまとめてしまう可能性があるとしたら、経営的には「より高いシステムを購入して、より収入を下げる」方向に働くという社会的な問題も惹起します。しかしこれは将来に対しては役に立つ布石になるのではないかと思います。このあたりについては来年の学会のときにまたディスカッションしたいと思います。
なお、今回のUMおよびブース展示では、76個とか32チャンネルとか、Matrix coilだとかいうことがやたらと強調されたのですが、検査をするユーザーから見ると(現時点で)もっとも重要なポイントは、天板側にすべてのコネクタがビルトインされていることです。どんなにたくさんのコイルを使っても、テーブルインするときに邪魔にならない、その点をシステムとして担保していることがインパクトだと思います。ところが、パネルにもスライドにもそういった点はまったく強調されていませんでした。インダストリアルデザイン部門が考えた価値をプレゼンテーションデザイン部門がよく分かっていないのではないかと思いました。ま、ちょっと生意気な意見ですが。
しかし、けなしておいて持ち上げるようですが、シーメンスのプレゼンテーションデザインは全体としてとてもすばらしいと思います。「何をどれだけつたえるか」とか「同じことをどれだけインパクトが大きいように見せるのか」ということに対して、専門家がきちんと仕事をしています。アウトプットとしてこれがないと費用効果比が低くなることを良く知っていると思いました。
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