Dec 5/2003 RSNA2003 (13) Philips CT
フィリップスは今回、実際の写真が掲示された中ではもっとも列数の多い、40列CTを発表していました。
(左)これがその40列CT機、ブリリアンスです。このように直立させるのではなく、ちょっと傾けるとこの機械が一番美しい絵になると思いますが、フィリップスにしては割とごく平凡なデザインであるように感じました。

(左下)これにより、ラインナップは6、10、16、16Power、40という布陣になるようです。

(下)このように40-40-40という数字の符合を強調しています。検出器は0.625mmX40列あり、その周囲に1.25mm幅のものが6列ずつ、12列あります。こんども非対称マトリックスを採用しているようです。0.625mmで40列(32mm)で撮影するモードのほか、0,625mmを2つにあわせて1.25mmx20列、またその両側にある12列の1.25mmとあわせて32列のCTとなります。再構成速度は秒間40スライスとのことです。

上記のにはMRCという商品名がついたX線管球がありますが、これはIEC規格では一応8MHUという表記になるものの、実効的には26MHUというきわめて大きな冷却効率を有するもののようです。シーメンスのStraton管球とはまた違った形式の高冷却効率管球ということになります。
その心臓部はご覧のようで、回転軸が広く軸受けに接した構造になっています。軸受けは普通金属のベアリングですが、これだと接触面積が狭いので熱が伝わりにくい(冷めにくい)。このためこの軸受けに、ベアリングの変わりに液体金属が採用されているとのことです。液体金属なので、ベアリングの働きをすると共に熱伝導効率が高いので冷却効果が高いということでした。なお構造上逆にまわりにくい形状をしているので、回転速度の安定性にも寄与する、という説明でした。
これは、3700枚の元画像からなる長距離のCTA です。0,625mmX40列モードで撮影時間30秒ですむんですね。リコンスピードは秒間40枚ですので、3700/40= 90秒程度ですむようです。
CT perfusionは、1.25mm X 32列モードで、頭尾長40ミリの範囲で撮影できるということになります。
以下はCT用のソフトです。これはischemic penumbllaが緑色で表示されるもの。
これはGEのAdvantage Workstationと同じように簡単に骨を消去する機能。
これについてよく聞く時間がなく本当に残念だったのですが、Extended Workstationをいくつか配置して、これらはWSとしてもreconstructorとしても使用できるようです。詳細については分かりませんので皆さん個別に聞いてみてください。
これはFadeMIPという新しいMIP法の提案です。MIPは投影経路にdensityの高いものがあると見えなくなってしまうわけですが、始点に近い構造に加重をかけて表示する機能のようです。このように骨が重なった頚動脈も表示可能です。これはぜひ欲しい機能です。
最後に、CTガイドしたバイオプシー用に、このような形状のバイオプシーロボットが展示されており、いろいろな動きをしていました。これについても細かく聞く時間がなかったのですが、バーチャルフィードバックなどについてぜひ詳しく知りたいところです。

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