Dec 1/2003 RSNA2003 (5) Philips MR(2)
は、液晶パネルで表示されていた新しい装備やアプリケーションの紹介です。たくさんあるのでコメントは簡単にしますね。
(左) FreeWaveと呼ばれるのは、新しい32ch受信システムを総称したアーキテクチャのこと。

(左下)収集から解析まで完全にデジタルでやっており、他社とは違うとのことでした。また、バンド幅はとうとう3MHzに到達。

(下)新しいOSはWinXPで動きます。従来は800枚強の再構成(256)だったが今回は12000枚/秒を超える再構成速度。

(左上) いままでこういうチャンネル数とコイルだったものが、

(左下) これからはこのようになる、という説明。

(左) 今回は他社も全身スキャンのことを意識した発表を行っていますが、フィリップスはこれらをMobi...ではじまる技術として紹介しています。MobiScanは、これらを総称する言葉として使用しているようです。

(左下)MobiFlex。SENSEやBolus Trak(天板移動MRA)、あるいは後述するExamCardと呼ばれている撮影順序登録により、フレキシブルな全身スキャンの運用ができることを示す。

(下)MobiView。その1で触れたような、OS上の表示系の改善のこと。

(左) (左下)(下)MobiScanとExamCard。従来はこのように、最初にSITR、次にT1WI、最後にT2WIという風に撮影していたので、天板移動が多かった。

(左) 今回はこのように、同一部位で各種撮影をしてから次に進む、というふうにスキャン方法を自由に設定できる。
そのほかの機能です。

(左)新しい脂肪抑制法、SPAIR(スペアと読むと一番Nativeの発音に近い)。いままでのSPIR(スプァーと読むと一番Nativeの発音に近い。区別しにくいのでエスピーアイアールと読んでもOK)と比較して末梢の脂肪抑制効果が高くなる。これはすぐに実装可能。

こまかい技術的な内容については時間なく聞けませんでした。これはそのうち広く使用される容認なるので、別の機会に紹介できると思います。

左下)これはPhaseContrast法を用いた流速計測。従来より簡単にグラフを作成したりできるので、実際の臨床に、USのドップラーのような機能を持たせることができる。

(下)心臓のシネMRIは、シングルスライスだったり、マルチスライスだったりするので、いろいろと表示方法を選択するのが面倒でしたが、このIntelligent viewingは、そういったものを自動的に判断して、うまく動画表示してくれていました。これは臨床ではとても便利そうです。

(左)これはとても洗練された患者モニタリング機能のことです。天板の端についている監視装置は、監視系を集約させたもので、オペレーター(MR室内、および操作室内のいずれも)が容易に患者状態を監視することができるものです(このあたりの開発はいつもそうですがなかなかよろしいです)。

左下)(下)IView BOLDと呼ばれる、リアルタイムBOLD効果観察機能のこと。すみません、詳細は聞きませんでした。

(左)3T装置用の、RF-SMARTと呼ばれる技術。SENSEやコイル、脂肪抑制などの総合的なソリューション(解決法)に対して与えられた名前です。

(左下)Flip angle sweepによる高速SE法T2強調画像。みなさんご存知のとおり、3T装置では使用するRFパルスによるheat deposition(患者に熱を与えること)が大きな問題となります。大きなFAのRFパルスを用いことができないので、高速SE法には重要な問題となります。これを解決するのがシーメンスの発表しているHyperechoなのですが、実際にはHyperechoだけではうまく制御できません*。そこでシーメンスでもFAをうまく可変して用いています。フィリップスではこの技術を「Flip angle sweep」と読んでいます。すべてのrefocusing pulseに180度を用いるのではなく、上手に小さい角度のものを混ぜて使うことになります。(これが画質に与える影響はこれから臨床的に議論されるはずです)。

*(これは12月発売の映像情報特集(座談会)の押尾先生の発言をご参照ください)

最後に記念撮影。左がMRプロダクトマネージャーの楠本さん、真ん中が(スミマセンお名前忘れました)説明をしてくださった方です。お忙しいなかお付き合いいただきありがとうございました。

そして右側が20ドル事件で有名な(?)明神先生です。ちなみに彼は3年目ですが志望ははっきりしており、IVRの道に進みたいそうです。東海大学の小泉淳先生の下で日夜、主にvascular IVRに勤しんでいますのでお見知りおきのほどよろしくお願い申し上げます。


ë\ HOME (MRI)ë\HOME (PowerPoint)ë\自己紹介ë\MRIの本ë\学会報告ë\
ë\ 学会TIPSë\発明ë\便利グッズë\ë\最近の活動ë\Taro'së\LINKSë\