Apr 13/2004 AZE / ザイオソフト / テラリコン
こではワークステーション3社の動向についてお伝えします。
最初はAZEです。オフィスアゼモトから、「from A to Z for Excellence」を意味するAZEという社名に変わったようです。

今回はこのVirtual Place Advance PLUSというのが発表になっていました。

私は今回 Fusion softに興味があるので、実際にやってもらいました。AZEのWSはなかなかわかりやすかったです。

さいしょに「ベース画像」と「重ねる画像」を選びます。ふんふん。言葉の使い方、なかなかよろしい。

かさねると最初はこんな風にでてきます。右上のコマには、PETの頭と、CT(coronal MPR)の胸部が写っています。

このように位置が合っていないので、手動で合わせる必要があります。でもDICOM情報には大きさの情報は入っているので、大きさはすでに揃っています。

このため、位置だけずらせばこのように簡単にFusion画像が得られるというわけです。なぁんだ、簡単じゃん、という感じです。
ちょっとみにくいと思いますが、ウインドウレベルに用いるカラーマップはこのようにプルダウンメニューから選ぶことができます。

Fusion softwareはかなり完成度が高いですね。ただし各社一応搭載されたという感じで、MPR画像の厚みなどの調整はまだできないようでした。ま、これはすぐにできるようになると思いますが *。

*(注:このあとザイオソフトの神林さんからメールをいただきました。MPRの厚み調整できるとのことです。取材甘くてすみませんm(_ _)m)

これがいろんな機能を選択する画面。このアイコンもなかなかよくできています。

Mac OS Xのような美しさはないが、Windows XPの美しさにはなっている、といったらいいでしょうか。自分としては及第点をあげたいと思います。

これは、造影前、造影後の頭部CTA画像から自動に位置あわせをしている様子。このあと自動サブトラクションになります。
するとこのように、あっという間にCTAができます。これは便利だなぁ。被曝が気になるけど、みなさんどうでしょうか。ちなみに造影前のmAs値は低くても(つまり造影後と違っても)動作するそうです。
Virtual Placeの CT-Colonoscopyはなかなか完成度高かったです。なんと表現したらよいかわかりませんが、でてくる画像の配置などがワタクシの感性にはぴったり合います。

右側のいわゆる「開き」の画像で気になるところをクリックすると、MPR, 拡大3Dなどが表示されます。

さらにlocal 3D画面でちょろちょろっと角度を変えて見えます。この角度変化もなかなかわかりやすい。「制約」*機能をうまく使った例だと思います。

* 「使いやすさ研究所」には、製品開発をする上で重要な用語解説がでていますので、ぜひご覧下さい。

次はザイオソフト。ザイオは製造元で、販売はアミンがやっているのはご存じと思いますが、そのキーパーソンの七戸さんのお母様がお亡くなりになって急遽参加できなくなったとのこと。七戸さんさぞお力を落としのことと思います。お母様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

七戸さんがいないので、展示は大変苦労されたそうですが、よくできていました。みなさんがんばりましたね。

ザイオソフトのFusion機能もVirtual Placeと同じですが、こだわりはこの、いかにも未来のコンピューターのようなプロフェッショナル調整機能ですね。ちょっと面食らうかもしれませんが、すぐに使えるようになります。ひょっとして自由度がききすぎるきらいがあるかもしれません。
今回の目玉はこのコンセプトのようです。Volume GRID。この名前は去年もでてきましたが、今年は内容的にずっと進化したようです。

ここでは、サーバを「画像保存サーバ」と「VolumeGRIDサーバ(画像処理サーバ)」に分離して管理しています。両者はきわめて近接した位置にあり、また特殊な配線で結ばれているので高速画像転送(400Fr/sec)でやりとりができるようです。

このVolumeGRIDサーバには、最大8台の高速画像演算プロセス(ZIO M900 QUADRAの親玉みたいなもの)が搭載され、複数のクライアントからの要求を時間的空間的にシェアして高速処理します

(このあたり、文では説明が難しいです)。

このワークシェアリングは、クライアントが複数いたときに処理プロセスを分け与えることができるほか、クライアントが少数のときには最大8倍の処理速度が得られるということを実現します。実際に昨年も見せてもらったのですが、2人のクライアントが例え同時に使用していても、実際には重なる時間は少ないので、どの人からみてもより高速に動作するというのが魅力の機能だと思います。

でもって、説明が長くなりましたが、その下にはサーバが。
8列列んでいるのがVolumeGRIDサーバ。下は無停電装置。
ちょっと長いので休憩。赤れんが倉庫です。今回、NikonのD70を買ったので、パシパシとっています。D70、女子医の藤村くんと、フィリップスの小山さんも買ったようです(バラしちゃいけなかったかな)(^^)
次はテラリコン。お迎えしてくれたのは佐藤淳子さん。
今回新しく発売されたのは、AquariusNET Enterprise Server 8000です。

これにはVolumeProと呼ばれる、ビデオカードの親玉みたいのが4つ入っており、最大14000スライス同時処理ができるとのことです。

徳島大学にはこのシステムが入っているそうです。500台のクライアントがいますが、このうち最大16台がEnterprise Sever上で3D処理ができるとのことでした。

3D処理は、マルチマスクなどの機能がWS版からは省かれているけれども、相応の処理はできる、とのことでした。

今回新しくWSのほうに装備された機能としては、(さまざまなアプリの他に)、高速にロードできる機能、骨は図示などの基本的な前処理や表示条件をプリセットできるスーパーテンプレート機能、そして3Dモデリングをしていくときに役立つ削りツール(ダイナミックリージョンドローイング)の3つのようです。

後者はAWに似ていますが、完全自社開発とのことでした。イロイロとがんばっているようです。


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