内容は、3Tによるさまざまな成果(腹部への応用を含む)およびマルチチャンネルシステムについてが主な者でした。
これを防ぐために、refocusing angleをさげるという従来のアプローチがありましたが、ごらんのよう120°ぐらいに下げるとT2コントラストが失われ、腎盂の尿が見えなくなってしまいます。
なお縦軸はフリップ角で、横軸はエコー数です。最初のあたりに高くして大きなエコーを発生させ、その後漸減し、途中でなぜか一度大きくして、最後にtaperさせるようです。
これを用いて、SPACEとよばれるシークエンスを使用します。これは、echo間隔が3ms以下、echo数が300(ということは、一発でだいたい1secかかるのですね)のシングルショット法を利用して、isotropic 3D T2WIをとる方法です。
30分って長いと思うけど、まぁこんな内容でとれるようです。
注目したいのは、3D TSEをPACE法(呼吸同期法)で撮影し(これはMRCP用)、ダイナミックをOptionだが Gd-VIBEで撮影するという点で、なるべく3Dを目指しているのです。
今回、Bowelのセッションでもそうでしたが、シーメンスユーザーはT1, T2ともに腹部でも3Dで撮影しようとしていました。その品質はかなり高く、感銘をうけて帰国した次第。これからはCTと同じように3Dになるのか....、ということを思いました。これはだいたい6倍速ぐらいになると可能になってきます。DWIBSの発表は、たまたま3D/Fusionを強調したのですが、そういう意味ではシンクロしていたなぁ....。(注:DWIの撮影法は2Dです。利用法は3D的に、ということです)
ただし他のスライドでは、中心部分の励起が足りないものもありました。RFが高周波になるので、中心部に届きにくいからです。これはどの程度の頻度になるのでしょうね。
(#そういえば、以前日経メディカルの記者さんがRSNAでいろいろとお聞きになられたので説明したのですが、内容を間違ってお聞きになったようで、本来とは逆に - 中心部分がより励起されるように - 掲載されていました。ちょっとびっくりしました。「記者」の書く記事は、新聞などでもそうですが、校正がこないことが多いです。でも今度は、かならず送ってもらおうと思いました。)
g=1.1ぐらいの、あまり画像が悪くない条件で見ると、8Chで2Xのものが、32Chで3Xぐらいで走る、ということですね。
*注:コイルサイズを無限に小さくしていくと深部のゲインが悪くなって、表面しか見えなくなってしまうため。
つまり、マルチチャンネルシステムを用いると、すこしgが悪い領域で大きく加速できることを意味します。MRAなどのシークエンスに向いていますね。