Jun 7/2002 GE Lunchtime Symposium
GEのランチョンは水曜日にありました。月曜日、火曜日と人があふれてしまったので、水曜日は1500人ぐらい収容可能な広いところで行われました。

今回のランチョンでは、「Excite Technology」といって、以下に解説するようなハードの改善が行われたことのアナウンスに重点が置かれました。

Excite technologyは3つの柱からなっています。送信、受信、画像計算です。

送信系では、TR/TEを短くできるようになったことや、EPIのecho-spaceが短くなったことなどが実現できたとのことです。
受信系に関しては、8chコイルによってS/Nが改善することを行いました。
また画像計算においては、2GBメインメモリを搭載し、400 image/sの再構成速度を実現しました。

このように、「EXCITEテクノロジー」は、画像の撮影から転送、再構成といった、撮影に関するバックボーンを改善したことを指すようです。

次のパートは、EXCITEテクノロジーによって得られた初期臨床データの供覧です。

上述した効果に加え、ASSET, TRICSなど、ここに書いてあるようなclinical applicationに対しての恩恵が得られたということです。

8ch 頭部コイルによってSNが改善することを示すシェーマ。
EPI-DWI with 8ch coil で、歪みがなくSNの高い画像が得られる。
ルーチンで320matrixを使用できるようになる。
2D FIESTAを10Fr/sでリアルタイム撮影できるようになる。
リアルタイムcine (Double-IR FIESTA)
最後に10分ぐらいで、これらの重要なclinical applicationについて簡単に触れられました。
Moving table imagingは今回の学会の話題の一つです。

MRAに対する応用が期待されています。

3.2cm/secという速度(つまり10秒で32cm)という速度は、現状のマルチスライスCTに匹敵する速度です。

VIPR(バイパーと発音)と呼ばれる、back projectionを利用したTime Resolved MRA。

ちょっとだけの紹介だったので、今度機会のあるときに詳しくレポートしたいと思います。

回のGEのランチョンは、ご覧のように「EXCITEテクノロジー」と銘打って異色のプレゼンテーションを行いました。いままでMRIの画像計算に関しては、CTのそれに関してやや消極的な取り組みであったと思いますが、これを改善するという点でなかなかよい提案だと思います。リアルタイムに画像がでてくることや大量のデータを扱えることは確かに重要です。

一方、聞いている人にとっては「なんだかパソコンの話だったみたい」という印象を持つ人が多かったと思います。「EXCITEテクノロジー」はなんだか「Pentium Technology」と同じような聞こえ方でした。「技術」というよりは、これが搭載される機種とそうでない機種があるという意味で、「EXCITEオプション」というほうが自然な感じがしました。

ISMRMにはいろいろな人が来ていますので、技術関係の方にはよい内容だったと思いますが、個人的には、10分ぐらいしかなかった最後の新しいアプリケーションの話を、詳しく30分間ぐらいかけて話してくれたほうが楽しかったと思います。この辺のランチョンの作り方はなかなか難しいですね〜。

なおGEのUMは日曜日に行われたようですが、知らずにミスってしまいました。すみません...(^_^;) 出席した人によると、FIESTAによる5 倍速の画像などについても供覧されたとのことです。


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